キヌアといえば、奇跡の穀物として知られているスーパーフードですよね。しかも糖質量が低いというので、既にダイエットに取り入れている方、取り入れようかなと思っている方は多いのではないかと思います。
とはいえ、日本人の生活は、どちらかというと糖質が中心。いくら制限なく食べられるといわれても、おかずばっかり食べるというのもなかなかつらいですよね。
そこで登場するのが、このキヌアなんです。
お米と一緒に、あるいはキヌア単体でダイエットに取り入れれば、それほど無理なく糖質制限食を実践することができますよ。
キヌアが糖質制限ダイエットに向く理由
引用:http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1142087760148516101
キヌアはアンデス山脈を原産とする穀物。つぶつぶした食感が特徴ですよね。
食べられはじめたのは5000年も前だというのですから、その歴史の古さに驚きます。その後一時は下火になるのですが、NASAがキヌアの栄養面や健康効果に注目し、21世紀のスーパーフードと位置づけた頃から注目が高まりました。
どうしてスーパーフードなのか。それは、栄養素がぎゅっと凝縮されているからです。米と比べて、カルシウムは6倍、鉄は5倍、食物繊維は10倍、タンパク質は2倍含まれています。
しかも、女性ホルモンの働きを助けるフェトエストロゲンを含むので、美肌や美髪、更年期障害や骨粗しょう症などにも効くんです。
そしてこのキヌア、ダイエット的には何といっても低GIなのが特徴。その数値は35。だから食べても血糖値が上がりにくいんです。
しかも、糖質量はお米の3/4。茹でて水分を吸収すると、さらに糖質が減ってお米の半分ほどになります。これなら糖質制限ダイエットに向いていますよね。
しかも、先程述べたように、食物繊維がものすごく多いので、体内での糖質の吸収を抑え、血糖値がゆるやかに上がるようにしてくれるのです。
だから腹持ちもよく、少量でも時間が経っても、お腹が空きにくいという特徴があるのです。
しかも、栄養豊富なので、ダイエット中は栄養不足でふらふらするという人も、キヌアを利用すればそうならずに済む可能性が高いです。
余談ですが、グルテンフリー食材でもあるので、気にしている方にも最適です。
それに、美容効果もばっちり。ビタミンB群が多いので、エネルギー代謝が上がり、皮膚や粘膜が補強されるので、美肌になったり、免疫力が上がって、体に我意になるものを取り込みにくくなります。
お米代りに食べるには?
引用:http://www.sankei.com/life/news/150405/lif1504050020-n1.html
茹でキヌアをつくりましょう
お米代りに食べるなら、基本は茹でキヌアです。なるべく独特の風味を消すやり方としては…
①キヌアを研ぎます。何度か水を変えて、お米を磨ぐ要領で汚れを取りましょう。
②キヌアの倍量の水を鍋で沸騰させ、そこにキヌアを入れます。15分〜20分ほど煮込んだら、火を消して、10分ほど蒸らしましょう。
そしたら出来上がり。簡単ですね。
あるいは炊飯器で炊くこともできます。
①上記のように、キヌアをよく研ぎます。
②キヌアと同量の水と大さじ1の料理酒を入れ、スイッチオン。
手順はたったこれだけ。ただ、鍋で茹でた方が早くできるので、時間がない人にはそちらの方がおすすめです。
キヌアの保存方法は、お米でたいたご飯とほとんど一緒。小分けにして冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存します。
作り置きもできて便利ですね。
お米の代りに食べるのに飽きた、という方であれば、リゾットにして見たり、ドリアの具にしてみたり、スープに入れてみたり、コロッケにしてみたりと、結構何でも使える素材なんです。
ぜひレシピを工夫して、飽きずにキヌアで低糖質ダイエットを行ってください。
ひとつだけ注意点が
キヌアはこれほど便利な素材ですが、実はひとつだけ気を付けてほしい点があります。
それがサポニン。
これは、キヌア自身が害虫から身を守るために、皮脂の表面に付けている毒物。人が摂ると、赤血球を破壊する怖れがある水溶性の毒物です。
この毒を避けるために重要なのは、パッケージをよく見ること。
洗浄済みと書いてあったり、そのまま使用しても大丈夫だと記されていれば、安心してお使いください。
何も書いてない場合は、泡立たなくなるまで水洗いをしてから調理しましょう。
それだけ気をつければ大丈夫。こんな万能な栄養食品は他にありません。
まとめ
さすがのスーパーフード、キヌア。糖質制限ダイエットにも有効だなんて、全世界のダイエッターの味方ですね。
しかも、美容にも効果があるというのですから、興味を持たない女性はいないのではないでしょうか。
最近は抽出成分を使用した美容商品もできています。これで、肌や髪の毛に潤いを与えてくれるんですよ。
私自身は、キヌアだけより玄米などに混ぜて炊いた方が食べやすくて好きなのですが、本格的に糖質制限ダイエットをされている方には、キヌアをお米代わりとして、朝食や夕食に食べたり、お弁当に入れて持っていったりするといいかと思います。
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